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第15話 『晩翠の謎かけ文字と多すぎる「の」』

同じ土井晩翠の作詞でも、六稜の星校歌の場合は、(釜山公立商業専修学校の歌詞とは異なり、)”雲ゐる”に「集」の漢字を使わず「ゐ」と平仮名のままで表現しています。これは正直謎でした。

その意味を校歌二番三番で表現した大阪平野に描いた大六稜星をヒントに考えてみました。

難波御堂から北野に集る。京都の雨は深い川となり北野に集る。六甲に雲が集る、その雲が流れてやがて北野に集る。優秀な生徒が胸をときめかせて北野に集る。

「集」という漢字は学校にとってとても象徴的。

また様々な要素を結びつける公約数的意味を持つものだと感じました。

そして私は幾つかの事実に気づきます。

ベクトル六稜星の中心に北野中學が存在するということを空間的に意識しながら、晩翠の校歌原文をマス目に当てはめ全体を俯瞰してみました。

<気づき1> 「ゐ」が歌詞の中心にある。

原文をよく見ながら原稿用紙に書き写し、一文字ずつ数えてみたところ、右から数えて11列目、上から数えて5文字目、左からも11列目、下からも5文字目、つまり歌詞原文の文字配列の真中にあたるマス目に「ゐ」の文字を置いていたのです。

中心に「ゐ」と来ましたか。いやはやこれは驚きです。

天才詩人晩翠の超人的な遊び心に違いありません。

真ん中に「ゐ」を置き、これを表現する漢字を想像させながら、歌詞の各要素を「集」わせていたのです。

<気づき2> 「の」が19回も登場。風邪の時に歌うのは大変だ。

この事実を98期の友人に伝えたところ

「まあ・・、何というか、暇なん? また飲み行こうな」とのこと。切ない。

(第16話に続く)

(文責:98期 佐野憲一)

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